2006.06.11 Sunday
2006年6月5日ー9日
今週のトピックスでランキングされている感染症は、病名がはっきりしてるものにかぎられてます。
いわゆるカゼなどは含まれていません。(含めば毎週カゼが1位でしょう) ベスト5に含まれていない病気でいま多いのは、突然の高熱ではじまり3−5日ぐらいさがらない夏風邪の一種です。1ー2週間ほど前から鴻池小学校の低学年ではじまりましたが、検査をするとインフルエンザでもなくアデノウイルス(プール熱)でもなく細菌感染でもなく夏カゼとしかいいようがない病気です。 その後、幼少児を中心に広がっておりかなりの欠席者をだしている学校もあるようです。 このような患者さんで嘔吐や下痢があれば高熱を伴う胃腸炎としてカウントしていますが、お腹の症状がなければ夏カゼとして病名カウントからは漏れていますが、現実には今週1位のウイルス性腸炎よりも、この夏カゼのほうが多いです。 夏カゼはインフルエンザのような特効薬が無く、抗生物質も無効です。 対症療法のみで回復を待つしか方法がありませんので、うつらないように注意するのが一番です。 |